見て参りました、映画『こどもこそミライ ‐まだ見ぬ保育の世界』
2010年の『風のなかで』(中瀬幼稚園のドキュメンタリー)を作成した、
筒井勝彦監督の最新作、映画『こどもこそミライ ‐まだ見ぬ保育の世界』です。
東京では、渋谷のアップリンクで5月2日まで上映されています。
人気上々のため、日程延長で上映される模様。
どうぞ、この機会をお見逃しなく!
そのあと、大阪や、神戸でも上映が予定されているようです。
関西方面の方は、いましばらくお待ちいただければ…。
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さて、当該ホームページに、エデュカーレ編集長(汐見稔幸)のコメントも載っているので、
いまさら私がここでレビューを書くのもなんなのですが、
ひとこと、ふたこと。。
まず、「やっぱりこどもは、自然豊かなところで育ってほしいなあ」と強く強く思ったこと。
予測不能の自然体験は、レスポンスが決まっている遊具で遊ぶより、
きっと、たくましく、想像力を豊かに育てていくにちがいありません。
それと…私は小さいうちから「草木生い茂る中でも平気でいられる」ようになっておくことが、
将来生き残れる可能性を広げるんじゃないかと思っています。
「土に触れない」とか「虫が怖い」とか、
これからどんなミライが待ち受けているかわからないのですから、
そういうカ細い神経ではとても心配です。
怪しい菌に晒される経験も、積んでおいた方が身体免疫システムにはプラスですよね。
(だから、前のブログで書いた「お粥のかき混ぜごっこ」の復活を望んだりもしています)。
ミライである全幼児に、自然のなかで転げ回る体験をと願ってやみません。
もうひとつは、「子どもたちに意見させる機会をもっと!」と再認識したこと。
「リンゴの木こどもクラブ」の取り組み(井戸端会議)は、よっぽど保育者のキモが座っていないと
なかなか〝あそこまで〟は難しいのかもしれません。
でも、ああやって、みんなの前で本音を言える機会があると、確実に「陰湿ないじめ」は減るはずです。
裏でやるから「いじめ」なんですよね。
「いじめはやめましょう」などどお題目を唱えるより、どうぞ、学校でも、
負のエネルギーをすべて公開でぶちまけられる「井戸端会議」をやってくださいと思います。
最後に。
これを英訳して、ぜひ海外に発信してほしいのですが。
フレネ学校に行く、エミリア市に行く──
海外の素敵な保育を学ぶ機会はあるのですから、
日本の素敵な保育も発信しない手はないのではないでしょうか。
わこう村和光保育園の日本的家屋などは、きっと目をみはってもらえると思います。
(エデュカーレも、翻訳バージョンを出せたらなーなんて)。
教育にかける国費がこれだけ少なくても、立派な大人が多い日本。
保育士や先生たちの意気込みなるものを、世界に紹介したいですよね。
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