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保育園の午睡中突然死予防で大事なのは「あおむけ寝」だけじゃない

2019年2月20日過ぎ発行予定のエデュカーレ90号。
今号のコンテンツは、いつにも増して、守備範囲が広くなってます。→下方、目次参照!

その中で、午睡中の突然死について、
その研究をされている小保内俊雅先生への取材記事を担当しました。
突然死はまだまだ分からないことがたくさんあって、
情報が上書きされていく可能性が多分にあるそうなのですが、
小保内先生が現時点でわかっている、
リリースできるギリギリの所を記事中で紹介しています。

午睡中の突然死はとてもまれです。それでも命に関わる問題です。
ですので、今回は、ここにも最重要ポイントだけ書いておきます。

「午睡チェックのキモは、「そばにいるよ♥」を伝えること」。

午睡中、子どもを一人にしないのは、呼吸しているかどうかを見るためもありますが、
「そばにいるよ♥」という【気配】を伝えることが大事なのだそうです。
なぜそれが突然死症候群の予防になるのか、まだ分からないのだそうですが、
(けっして、「ひとりだと発見が遅れるから」だけではない! と)。
トントンと体に触れて、「大丈夫、そばにいるよ」と伝えてほしいと。

午睡チェック、5分おきとか本当に大変で、
中には「意味あるのかしら…」と思ってる人もいるかもしれない。
でも小保内先生は、
「無意味じゃないんだよ。
そばにいるよ!一人じゃないよ!を伝えることが、命を支えてるんだよ」
と強調されています。





★もし、保護者と離れてしまうことが、ひとつの大きな要因とすれば、
お母さんから写真をもらって、「いつでもママも、そばにいるよ」と見せてあげたり、
お母さんの匂い(おっぱいのにおいがいいかもしれない)のついた
布をかがせてあげるとか、
(【注!!! 間違えても、布等をベッドの上に置きっぱにしないでね!
窒息の原因になりますよ!(^^;))
そういう手立てがあってもいいかもしれません。
小保内先生も対策について、いろいろ検討されているようです。
(今後の研究報告に注目)。
保育園の先生たちも、どうやったら新しく園にきた0−2歳児がちょっとでも安心できるのか、
話あってみてくださいね!

以下、エデュカーレ90号 目次


(文責 大枝桂子)

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