オルト保育園 アメリカのデザイナーチームと大型アートを作る

 先日、ブログでアイロンビーズアートの作品を紹介した東京都新宿区のオルト保育園。
もう、2年も前になりますが、
2011年7月、アメリカのデザイナーチームを招いて、
園の先生たちと「遊べる大型アートを1週間で作成する」というプロジェクトがありました。
その作品群、一度見たら忘れないようなインパクトでした。
画像がストックしてあるので、いくつかアップしますね。

 

──何といっても、オルト保育園園舎の最大の特徴は、「螺旋のスロープ」。
園の中心部が吹き抜けになっていて、そこをグルグルとスロープで
上の階まで上がれるようになっているんですよ。

 園内スロープ

  大型アート作品は、この吹き抜けの1階部分のホールで作成、展示されていました。

アートよじ登り遊具 アート滑り台

アート音遊び遊具 アートぶら下がり遊具

作品のコンセプトは、
★「二つの動物をミックスして、想像上の動物を作ること」
キリンとタコ、象とにわとり、蛇とアヒル、ブタとアシカ…。
名前も、たとえば、キリンとタコで「ジラクトパス」のようにつけられていました。
「象はこう」という既成概念を吹っ飛ばします(笑)。

★「単なる芸術作品ではなく、子どもが遊べる遊具でもあること」
木を組んでベースを作ってあるので、よじ登ったり、ぶら下がっても
びくともしません。
体を使ったダイナミックな遊びだけでなく、
象の体躯に付いている丸いパーツはクルクル回せたり、
アヒル蛇のあちこちは叩いて音が出せるなど、
乳児も遊べるユニークな仕掛けがいっぱいでした。

★「子どもも部分的に製作に参加すること」
メインの部分を大人が作ったあと、子どもたちも作品作りに協力。
着彩を手伝ったり、
小さい段ボールに絵を描いて、裏にマグネットを張り、本体にくっつけたり。

子どもの作品も アートマグネット

作品を公開するイベント期間には、
着彩を楽しめるワークショップのコーナーも設置されていました。

ベビージラクトパス製作中

 ただ1色でべたべた塗っていくのではなく、
微妙なグラデーションや、模様を入れるという手法。
ディテールにこだわり、自由奔放に作り上げていく行程。
一流のプロの技を間近で見、製作に参加する機会を得られるなんて、
先生も子どもたちも、さぞかし、貴重な体験だったことでしょう!
現在は、ジラクトパスだけ、玄関に飾られています。

2013年12月7日(土)には作品展が予定されているそうなので、
訪れてみてくださいね。

 

 ◉オルト保育園 ミニミニ紹介コーナー(^^)

オルト保育園外観
オルト保育園外観

幼児クラス環境(色調や家具がヨーロピアンぽい)
クラス内環境

アトリエ(ハンモックで素材がつり下げられたり、掲示されていたり)
アトリエ 

のぞき窓から見たアトリエ
アトリエをのぞく

摩訶不思議な三角鏡も置いてあります(レッジョ・エミリア製)

三角鏡                                      

子どもの作品・ゴールキーパー(等身大の写真で体の部分部分を測り、作品に活かす取り組み。
オルトでは、こういった造形、表現活動を、普段から積極的にやっています)。

ゴールキーパー

 

 

 

それではまたね♪

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