「子ども子育て新システムに関するの基本制度とりまとめ」が新システム検討会議の「基本制度ワーキンググループ」から2月13日付けで提出されました。政府は今回のまとめをもとに、この3月に国会に二つの法案を提出する予定です。国会を通過すれば、平成13年施行、15年から本格実施というスケジュールと言われています。これによって日本の保育所、幼稚園、子育て支援はどう変わっていくのでしょうか。
すでに、幼稚園と保育所での温度差の問題や、市町村によるシステムへの対応の差、あるいは学校法人、社会福祉法人、企業などの運営形態による違い、さらには保護者の選択権と契約の問題など、検討すべき課題が多く指摘されています。
最も大事なのはこれによって乳幼児期の子どもの育ちを今までよりも深く支えられるシステムになるかどうかでしょう。こうしたことを、政府案をきっちり理解しつつ、みんなで検討する会を開きたいと思います。みなさん、ふるってご参加下さい。
汐見稔幸(しおみとしゆき)