わらしこ保育園 お焼き風まんじゅうを成功させるコツ
本日、エデュカーレ58号が届きました!
ご協力いただきました皆々さま、ありがとうございました!
今号は、あんず幼稚園の劇発表、園のクラス名の不思議、私の保育の楽しみ方など、
いつにも増して楽しい記事が多目かなーと(^^)。
私が担当した、『保護者向け料理教室をやっています』もそのひとつでしょうか。
その企画で、
川崎市の風の谷幼稚園と、府中市のわらしこ第2保育園の取り組みを紹介したのですが、
ブログにリンクを張ったわらしこ第2保育園の「なすのおまんじゅう」をより完璧に作るために(笑)、
補足記事を載せますね。
実は……。取材の後、自宅で実に8回も!わらしこまんじゅうにトライしたんです。
なかなか、わらしこで食べた通りの、
ふわっとしているのにしっかりした皮が再現できず(>_<)。
講師の佐々木ふみか先生に再度確認し、
実際にトライしてわかったことをメモしときます。
●粉、砂糖、ベーキングパウダーはちゃんとふるう。
ふるわないと、うまく膨らまない。
また、砂糖は多目の方が膨らみやすい。
なお、レシピには、「強力粉100g」とありましたが、
当日は、素朴な風合いを出すため、1割を「全粒粉(中力粉)」にかえてありました。
●生地の水分量はとても微妙。一気に入れず、少しずつ様子を見ながら水を加える。
手にベターっとくっつくかくっつかないかの瀬戸際あたりを見極めて。
●生地をこねるとき、「水」と「こね方」が足りないと、
ごつごつしたできあがりになります。
かといって、こねすぎると膨らみが弱くなるようです。
生地が均一で、表面がツルッとなった!? と思った瞬間、
こねるのをやめて、
丸めて15分以上、常温でラップして寝かす。
●具を入れるとき、生地を広げますが、
このとき、真ん中を厚く、
ヘリの部分をできるだけ薄くします。(スプーンは小さじ。大きさの目安として)
ヘリの部分は、具を中央に乗せた後、寄せてネジってまとめるため、
どうしてもその部分の生地の分量が多くなってしまいます。
ヘリを閉じた後、ひっくり返して、閉じた方を底にしますが、
底の生地の量が多いと、底が具を押し上げ、てっぺんが割れてしまいがちなんですね。
(青い破線がねじってまとめた部分。
ヘリが厚いと、この部分にたくさんの生地が集まってきて、
蒸したときにここの体積が増え過ぎ、
下から具を押し上げて破裂しやすいことが判明したの図)
もちろん、破裂しても食べられるので、気にしなくても大丈夫ですよ!
下の画像は、まんじゅう作製中の画像。子どもでも遊びながらできるのがいいですよね。
蒸す前と、蒸した後の画像です。↓
蒸すときは、下にクッキングシートを。敷いておかないと、へばりつきます。
水滴が落ちないように、ふたに布巾をかけることも忘れずに。
蒸し上がりをぱくつく子どもたち。おかわり続出でした!
※わらしこでは大型のスチームオーブンを使っているためか、
あるいは、ふみか先生のゴッドハンドが生地に生気を吹き込むためか、
どうしても、同じレシピでは再現できませんでした(>_<)。
試行錯誤の上、結局最終的に、半量で、以下のレシピにたどりつきました。
これで、なんとか、わらしこ第2保育園であの日食べたのと似た感じに…。
薄力粉90g
全粒粉10g
きび砂糖大さじ2
ベーキングパウダー小さじ1.5弱
なたね油中さじ1
塩ひとつまみ
水60cc程度
具は、「みそなすでなくても、きんぴらや、野沢菜漬けでもおいしいですよ」とのことだったので、
ゴボウとにんじんのきんぴらを作って入れてみました。
ようやく、売れるレベル!?(笑)(お焼きと言うより、まさにまんじゅうっぽい)
わらしこまんじゅうは、基本が「お焼き」なので、冷えても焼いたり蒸し直せば、
またおいしくいただけます。
まあ、作ってみてくだされ。
では、またね♪