アーカイブ ‘ 2013年 10月23日

わらしこ保育園 お焼き風まんじゅうを成功させるコツ

本日、エデュカーレ58号が届きました!

エデュカーレ58表紙

ご協力いただきました皆々さま、ありがとうございました!

今号は、あんず幼稚園の劇発表、園のクラス名の不思議、私の保育の楽しみ方など、
いつにも増して楽しい記事が多目かなーと(^^)。

私が担当した、『保護者向け料理教室をやっています』もそのひとつでしょうか。

その企画で、
川崎市の風の谷幼稚園と、府中市のわらしこ第2保育園の取り組みを紹介したのですが、
ブログにリンクを張ったわらしこ第2保育園の「なすのおまんじゅう」をより完璧に作るために(笑)、
補足記事を載せますね。

 

実は……。取材の後、自宅で実に8回も!わらしこまんじゅうにトライしたんです。
なかなか、わらしこで食べた通りの、
ふわっとしているのにしっかりした皮が再現できず(>_<)。

講師の佐々木ふみか先生に再度確認し、
実際にトライしてわかったことをメモしときます。

 

●粉、砂糖、ベーキングパウダーはちゃんとふるう
ふるわないと、うまく膨らまない。
また、砂糖は多目の方が膨らみやすい。
なお、レシピには、「強力粉100g」とありましたが、
当日は、素朴な風合いを出すため、1割を「全粒粉(中力粉)」にかえてありました。
粉をふるう

 

●生地の水分量はとても微妙。一気に入れず、少しずつ様子を見ながら水を加える
手にベターっとくっつくかくっつかないかの瀬戸際あたりを見極めて。

 

●生地をこねるとき、「水」と「こね方」が足りないと、
ごつごつしたできあがりになります。
かといって、こねすぎると膨らみが弱くなるようです。
生地が均一で、表面がツルッとなった!? と思った瞬間
こねるのをやめて、
丸めて15分以上、常温でラップして寝かす。

丸めた生地

 

●具を入れるとき、生地を広げますが、
このとき、真ん中を厚く、
ヘリの部分をできるだけ薄くします。(スプーンは小さじ。大きさの目安として)

失敗しないまんじゅうの生地1

ヘリの部分は、具を中央に乗せた後、寄せてネジってまとめるため、
どうしてもその部分の生地の分量が多くなってしまいます。
ヘリを閉じた後、ひっくり返して、閉じた方を底にしますが、
底の生地の量が多いと、底が具を押し上げ、てっぺんが割れてしまいがちなんですね。

失敗しない生地の広げ方
(青い破線がねじってまとめた部分。
ヘリが厚いと、この部分にたくさんの生地が集まってきて、
蒸したときにここの体積が増え過ぎ、
下から具を押し上げて破裂しやすいことが判明したの図)

もちろん、破裂しても食べられるので、気にしなくても大丈夫ですよ!

 

下の画像は、まんじゅう作製中の画像。子どもでも遊びながらできるのがいいですよね。

生地を丸める 生地の柔らかさ

蒸す前と、蒸した後の画像です。↓
蒸すときは、下にクッキングシートを。敷いておかないと、へばりつきます。
水滴が落ちないように、ふたに布巾をかけることも忘れずに。

まんじゅう(蒸す前) まんじゅう(蒸した後)

 

蒸し上がりをぱくつく子どもたち。おかわり続出でした!

まんじゅうパクパク

 

 

※わらしこでは大型のスチームオーブンを使っているためか、
あるいは、ふみか先生のゴッドハンドが生地に生気を吹き込むためか、
どうしても、同じレシピでは再現できませんでした(>_<)。

試行錯誤の上、結局最終的に、半量で、以下のレシピにたどりつきました。
これで、なんとか、わらしこ第2保育園であの日食べたのと似た感じに…。

薄力粉90g 
全粒粉10g 
きび砂糖大さじ2 
ベーキングパウダー小さじ1.5弱 
なたね油中さじ1 
塩ひとつまみ 
水60cc程度

具は、「みそなすでなくても、きんぴらや、野沢菜漬けでもおいしいですよ」とのことだったので、
ゴボウとにんじんのきんぴらを作って入れてみました。

蒸し上がり  きんぴらまんじゅう
ようやく、売れるレベル!?(笑)(お焼きと言うより、まさにまんじゅうっぽい)

わらしこまんじゅうは、基本が「お焼き」なので、冷えても焼いたり蒸し直せば、
またおいしくいただけます。
まあ、作ってみてくだされ。

 

では、またね♪

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