新たな時代の保育を構想する
協同的学びの実践から考える
協同的な学びについて、2009年に宍戸健夫先生は、このプロジェクト型こそが新たな保育実践への創造を可能にする、これまでの保育実践と組み合わせて、考えていくことであると推奨されています。
年間テーマから、4月と5月はそのスタートのところで、大豆生田先生(玉川大学)にまさに「協同的な学び」から、これからの保育について大いにお話をしていただきます。大豆生田先生より内容についてメッセージをいただきました。
4月のテーマ、1回目「子ども主体の協同的な学びを考える」
いま、なぜ「協同的な学び」なのでしょうか? また、協同的な学びとはどういうことでしょうか。新制度時代に入り、「学び」という観点が重要なキーワードとなります。しかし、「学び」ということが、とても誤解されているようにも思います。また、「協同的な学び」というと、5歳児の話だけのようにも思われがちです。でも、「協同的な学び」の原点は、未満児の時にもあるように思います。事例等も踏まえながら、考えてみたいと思います。
5月のテーマ、2回目「保育の新と真─倉橋惣三の保育論から考える─」
子ども主体の協同的な学びという視点は、古くて新しいテーマだと思います。最近、プロジェクトアプローチが話題になりますが、実は、このことは、日本の保育の父とも言われる倉橋惣三が、「誘導保育論」を試みたことでもあります。しかし、その落とし穴も、しっかりと踏まえながらの導入だったのです。まさに、古くて、新しいテーマなのです。私たちが大切にしたいことは何なのでしょうか。一緒に考えてみましょう。
4月と5月、連続でご参加ください。多くの皆様のご参加をお待ちしております。